はじめてのグリーンウェディング CASE.0

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はじめまして、グリーンウェディングプランナーのKaoriです。

「グリーンウェディング」という言葉に興味を持ってか、エコとかオーガニックなキーワードに興味があるか、はたまたうっかり来ちゃったかもしれない貴方。

せっかく読んでいただくので、今日は「CASE.0」ということで、私のグリーンウェディング体験をまとめてみました 。最近は「エシカルウェディング」というのも流行ってきているところなので、一例として参考にしていただければと思います。

Chapter.1 とにかくお金!なウェディング

私が結婚した時って、かなり勢いだったんですね。社会人2年目で、貯金も全くなし、旦那も社会人歴はもうちょっとありますが、転職や転居を繰り返して、これまた貯金もなく、お互い自分が生きていくだけのお金しかない状態でした。なので、お金事情はかなりシビアに考慮する必要がありました。そんなカップルってたぶん少なくないですよね。

ギリギリ結婚式・新婚旅行が捻出できたとしても、それから2人の新居と家具・家電一式、普通に生活していくお金…まだまだいっぱいいるわけなんです。今の日本では、それが一気に降りかかってくる。だから、結婚式はなし、というカップルも多いはず。

ご両親の力が借りれれば万々歳でしょうけど、少額でもなんとか格好のつく結婚式はしたい…工夫すればどうにか安くおさえられるはず…とか色々考えるんですね。

今はコマーシャルでも盛んに、安価にウェディングができるという情報に溢れてますから。でも末端価格のウェデイングって想像以上に簡素なものです。(詳しくはネット検索でいくらでも出てくるかと…^^;

でもウェディング業界ってそんなに甘くない。ウェディング系のポータルサイトなんか見てると確実に金銭感覚狂ってきます。動くお金は100万単位、オプションも1万単位で追加…人生でそんな大きなお金、動かしたことないですよね。

私の場合、親族のみの結婚式と友人のみの結婚パーティーの2回したんですが、最初の結婚式はプロデュース会社にお願いしていたので、プランニングの間ずっと「それってお金かかるの?いくらかかるの?」と常に思いながら話していたので、正直全く楽しめなかったです。笑

プランナーさんがいい人だからこそ、聞きづらく、とりあえず「自分でどうにかします!」といってオプションというオプションから逃げまくっていました。その甲斐あってか、俗に聞く恐ろしい値段の跳ね上がりは一切なく、全て想定内に収まりはしました。

それでもやっぱりこのくらいかかるんだな…としみじみ通帳をながめたりして。笑

自分の理想は色々あれど、お金のために…って断念せざるを得ない現実にがっかりでした。

Chapter.2 結婚式って誰のためのもの?

wedding on earth

普通にこなしてもあれやこれやと大変で、節約しようと思ったら、さらに時間を割いて、輪をかけて大変な結婚式。じゃあ結婚式って何のためにあるんだ、誰のためなんだ?って思いませんか。そりゃあ自分たちのためなんですが、普段改まって感謝を言えない家族にはもちろん、少し疎遠気味だった友人も呼び出せるいい口実になり、これまでの人生で関わった様々な人たちに一堂に会してもらって、一気にお礼をすることができる機会なんです。さらに自分たちの好きな人々が、新たに出会ってつながっていくきっかけにもなる。面白いし、素晴らしいことですよね。なので自分のネットワークの中の人のためでもあるんですね。

自分が人生のパートナーを選ぶのは、もちろん一大事ですが、それをこんなにも祝ってくれる人がいて、親へ感謝する自分に泣いてくれたり、一生懸命余興などで手伝ってくれる「他人」がいること自体、相当な一大事です。

それに気づいて感謝の会を催す、というのが結婚式なんじゃないかな、と思うんです。だからどのようにしてもてなすのか、という「方法」がもっと重要視されるべきです。そこにこだわるから、お金がかかるというころも、もちろん否めませんが^^;

Chapter.3 どうしてグリーンな結婚式がいるの?

そんな感謝が溢れて行き交うのが結婚式という場だと、私は思うんですが、その場が色んな不幸を招いているんだという事実に驚いたのが、グリーンへ目覚めたきっかけです。

結婚指輪をお願いしていた会社が提唱していたのが「エシカルジュエリー」だったのですが、いわゆる「紛争ダイヤモンド」を使わない、フェアトレードの素材のみを使うジュエリーのことです。この文脈で、エシカルウェディング、というのが巷ではささやかに盛り上がってきている、というのを耳にしました。

せっかくだから、そういったコンセプトでパーティーをやるのもいいなぁと思ったのです。それでPinterestなんかで画像検索してみると、DIYの可愛いデコレーションアイディアがわんさか出てくる。海外で盛んにやられているGreen Wedding(最近日本でも言われるエシカルウェディング、エコウェディングと意味合いは一緒です)のアイディアが可愛いものが多かったので、コンセプトは後付けレベルでした。

それで、すでに先んじてグリーンウェディングを取り入れている会社や団体を調べていると、ここで衝撃の事実が。

結婚式を行って新居を構えるには3トン(3138キロ)を超すCO2が排出される (エネルギー管理公団分析)。2人が1年間で排出するCO2の量の15%を1週間で出す計算です。 結婚式では祝賀客たちの乗用車がいちばん多くCO2を排出します。 乗用車に乗ってくる祝賀客が300人なら全結婚CO2排出量の67%(2.1t)を排出するという分析です。 (出典:ステキブライダル・フィーノ)

私は『結婚式ってそんなに地球環境にインパクトあるの!?…わーまじかよ、2回もやる私とか最悪じゃん。』とちょっと落ち込みました。

その後、オフィシャルにその数字を発表する機関がないか、再度調べましたが、残念ながら日本のデータとしてはありませんでした。しかもグリーンウェディングは「チームマイナス6%」で盛り上がっていた2005年~2009年の辺りで始まりかけて、その消滅とともに、空前の灯火となっていました。

私が見つけ出す全ての情報は時が止まっていて、続いているのか終わっているのかも定かじゃない。2度目の衝撃でした。 私がハッピーな瞬間に、アンハッピーな結果がもたらされている状況は、私をなんとも言えない気持ちにさせました。

Chapter.4 日本初のグリーンウェディングプランナー

そんなグリーンウェディングの事情を知り、絶望的な気持ちを覚えた後、海外のGreen Wedding PlannerであるKate L. Harrison(以下、ケイト)が運営する”The Green Bride Guide(グリーンな花嫁になる方法)”を見つけ、励まされました。そこにはこう書かれていたのです。

Every green choice makes a difference.(全てのグリーンな選択が確かな違いを生みます)

結婚式には一つ一つ、それは多くの選択があって、途中で「もうどれでもいい!」と思う細かいことに及んだりします。時にはなんの意味もなく選ばれる選択もあるんです。マリッジブルーの原因にもなるだろう選択肢の多さには、本当に嫌気がさします。

しかも大概の選択は、女性に全て一任され、「君のしたいようにしていいよ」という最上級のアメとムチで、のしかかってきます。私の結婚式も例外ではなく、概ねそのように進んでいきました。

パーティーの算段をしていた時、夫に「結婚式ってこんなに地球に負担をかけてるんだって。自分で計画して軽減する方向にできないかなぁ。」と相談して、二つ返事で「いいんじゃない。」と言ってもらえたことは本当に大きかったです。

その為に彼にも動いてもらうことが増え、1回目より計画段階からの協力体制がかなり整ったように思います。 オリジナルすぎる式に、当初、夫は友人を呼ぶつもりがあまりなさそうだったのに、最終的に遠方からも友人を呼んでくれたのは、多くの人に知ってもらえる機会を作ってくれたんじゃないかなーと勝手思っています。

結婚式場のベルトコンベアーのような流れ作業では、生まれない一体感があったな、と感じました。私たちは隙あれば、グリーンな選択を、と思ってはいましたが、選択肢が多い分どうしようもないこともあります。

そこで冒頭の「Every green choice makes a difference.」を思い出しました。大丈夫、この選択一つで全てがダメになるわけじゃない。グリーンな選択を一つでも多くできたことを誇りに思おう。

そしてその経験を生かして、自身がグリーンウェディングプランナーになり、少しのお手伝いができればいいと思い、ケイトの下で資格を取得しました。

結婚式は本当に大変です。「決める」ことに終始しなくちゃいけないくらい選択肢が多いです。 だったら、その一つをグリーンな選択にしたら?そのたった一つでも「確かな違い」を生むのだとしたら? 私が思うグリーンウェディングは何も、全てをエコの基準で、二酸化炭素を一切出さない方法ではありません。そんなこと言い出したら、結婚式なんてやらない方がいいに決まっているんです。

どんな方でも取り入れられる一つのエコの選択を、より多くのカップルに実践して貰えば、確実に「違い」は生まれると知ってほしい。 その選択が、そこにいない誰かをハッピーにして、さらに自分がハッピーな時間を過ごすことができる、ということに気づいてほしい。 そんな気持ちで、少しずつ情報を共有できたらいいなぁと思い、ブログで発信することにしました。

自分の結婚式で実践したこと・できなかったことも交え、情報提供ができればいいと思っております。

全てお読みいただき、ありがとうございます! 更新はゆっくりですが、続けていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。