”地球にやさしい”広告表現にご注意!グリーンウォッシュ

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こんばんは、寒い日が続きますね。私のカーナビはどうでもいいことを毎日教えてくれるんですが、今日は「太郎と次郎の日」らしいです。どの「太郎と次郎」なんだろう。

年末年始を挟んだこともあってか、事業のお話をさせていただく機会も増えました。が、「日本で初めて」であるが故の「伝わらないグリーン」「得体の知れないグリーン」というイメージを払拭するべく、「グリーン」という概念そのものの話もちょくちょくできたらな、と思っています。もちろん弊社のスタンスも。

実は日本でもこんな記事が約7年前に出ているんです。
『緑の洗剤? いえいえ、グリーンウォッシュとは、こういう意味です。』(greenz.jp)
私も個人的に愛読しているgreenz.jpの記事です。7年も前に喚起されていて、その他2011,12年と他のメディアでもちらほら記事が見受けられるんですが、全くもってそれだけ。
日本ではまだあまり規制の動きが出ていないのだろうというのが、大手のCSR活動報告やパッケージなんかを見てて思います。口コミに見せかけた特集記事、純粋な投稿と見分けのつかないタイアップまとめ記事などが当たり前の日本では、進みようがない規制なのかもしれませんが。

具体的な企業名を出して考察されている、比較的最近の記事もありますので、参考までに(英語です、また余力があるときに訳したいと思います)
(2017/03/02追記)記事がリンク切れになったので、2016年8月にイギリスの有力紙ガーディアンが掲載した記事に差し替えました。これも英語ですが、動画も交えて結構詳細に歴史が書かれてるので、またの機会に訳したいですね。
“The troubling evolution of corporate greenwashing”(the guardian)

グリーンウォッシュがタチが悪いのは、少しでも「地球のために」というささやかな気遣いを傍若無人に踏み散らすところです。私がグリーンウェディングの資格を取るにあたって感銘を受けた「Every green choice makes a difference.(全てのグリーンな選択が確かな違いを生みます)」という言葉。これを無残にも台無しにしてくれる行為です。
環境に配慮したい層へのアプローチをするために、根拠のない”地球にやさしい”表現をすることがまかり通ってしまっているのです。もちろん「グリーン」という言葉の取り扱いには十分注意しなくてはなりません。定義を表示しておく必要があります。何をもって「グリーン」なのか。何をもって「地球に優しい」のか。

もう一つ言うと、日本では「何をもって」の部分が異常に簡略化されています。もちろん専門用語を並べ立てることで混乱を招くのであれば、それもグリーンウォッシュの一つになってしまうのですが、異様に短絡的であることは否めません。

例えば「排気ガスを出さない。エコはこの車から」というキャッチと車から木が生えてくるようなビジュアルがあるとします。排気ガスを出さないということはもちろんCO2排出量に関わることなので、エコであるかもしれません。しかし排気ガスを出さない車が木を育てる、あるいは木を増やすことにはなりません。これは過剰表現です。言わずもがな、そういう誤った印象を与えます。「この車を買うことによって、どこかで木が植えられるのかな?」と考える人がいるかもしれません。実際その会社がCSR活動で木を植える活動をしていたとしても、この商品単体に関して(工場の段階で発生する)CO2排出量を計算し、それ相応の木を植えています、と言う具合でなければ、この広告は成立しないのです。グリーンであることは製品そのものの成分のことをだけ言っているのではありません。こういった曖昧な表現になればなるほど、その過程をも考慮されていなければ、過剰表現と言われても仕方ないのです。グリーンウォッシュ規制先進国のヨーロッパなら、確実に広告取り下げです。実際TOYOTAもその憂き目にあったことがあります。

日本企業(特に車系)は結構認知してきているはずなのに、規制がないからか、日本ではとんと話題になりません。こういった知識を持つことも、グイーンチョイスをするには必要なことです。本来ならこれを規制する第三者機関ができてもいい頃だとは思うんですが…できる限り、弊社からも警笛を鳴らすようアンテナを張っていきたいと思います。